北横岳は秋と冬の境目に

2010年11月8日 │ 横岳
書いた人:shu@sinano

寒々とした日々から一転、気温が緩み空にも青さが戻た週末。そんな登山日和の中、今回は八ヶ岳連峰北部に位置する北横岳を訪れました。

北横岳(11月6日 / 晴れ)

今回の登山行程
9:00(ロープウェイ山麓駅) → 10:00(北横岳ヒュッテ) →10:20(北横岳山頂) →11:30(縞枯山荘) →
11:45〜12:15(昼食タイム) → 12:40(縞枯山山頂) → 13:00(縞枯山/茶臼山分岐地点) →
13:15(茶臼山) → 14:40(出発地点/ロープウェイ山頂駅)

今回はまずピラタス蓼科ロープウェイを往復に利用します。これを使うとチューダー建築がイカす山麓駅から山頂駅までの高低差446mをわずか7分で移動でき、手軽に高山風景が楽しめます。これに加え、北横岳も登山初心者に易しい山ということもあり、幅広い層に人気があるスポットです。
ロープウェイの運行時間はシーズンや曜日により異なりますので、登山前にロープウェイ公式サイトなどにある情報を把握しておくことが大事です。帰りの時間を確認し、遅れないように山頂駅まで戻れる計画を立てましょう。

ロープウェイを降りると「坪庭」と呼ばれるひらけた溶岩台地が眼前に広がります。整備が行き届いており非常に歩きやすい、のですがこの時期になると夜は氷点下となるため、所により凍っていたり滑りやすくなっています。木道を抜けたら早速ダブルストック装備で転倒防止!
※木道でストックを突くと木の劣化を早めてしまうので、できれば使用は避けましょう。もしそれでも使用するのであれば、必ずストック先端に先ゴムを装着します。但し、先ゴムは濡れた木道では滑りますので、慎重に歩く必要があります。

坪庭を抜け北横岳方面に進むと、道は徐々に登山道らしくなってきます。木々に覆われた道には雪が薄ら(左画像)。勾配のあるポイントも何カ所かあるので、特に注意が必要です。
途中に登山小屋の北横岳ヒュッテがあります(右画像/10:00着)。コチラにはお手洗いもありますよ。

北横岳南峰(2,472m)に到着ー(10:10)。好天に恵まれたこともあって、大迫力のパノラマが広がります。上画像を見ますと、左から南アルプス、中央アルプス、御岳、北アルプスと日本アルプスがよく眺望できます。
さて、なんとなくここがゴールのように思えてしまいますが、ここは南峰。もう一つ、北峰がありますのでそちらにも足を運びましょう(下画像)。…あ、いや、うちのパーティーにここが頂上だと思い込んで下山した人間がいたので、一応。ここで帰ってしまってはもったいないですよ!


南峰から稜線伝いに歩くと北横岳北峰山頂(2,480m)にたどり着きます(10:20)。ここから蓼科山の悠然たる姿をバッチリ拝むことができます。透き通る空気と抜ける青空が相まって、非常に気持ち良い景色を堪能できました!

さてさて、わたし達パーティーはこれでは少々歩き足りないので、更にトレッキングを続けることにします。当初計画では北横岳への登山道から三ッ岳へ登ることも考えていましたが、三ッ岳は岩場のうえ今時期は凍結している個所もあるだろう、ということで今回は断念。一度北横岳を下って坪庭に戻り、縞枯山を目指します。

どうでもいいのですが、仲間のザックから垂れ下がってるカップ麺が目の前でプランプラン揺れるのを見ながら歩いていたせいか、やたらと小腹がすきました。ええ、ニンジンを目の前にぶら下げられた馬の心持ちでございました。。。
縞枯山は、足場に岩がゴロゴロでやや勾配があるコースです(右画像)。わたし達の足でおよそ30分ほどかけて山頂に到着(12:40)。但し、縞枯山山頂からの見晴らしはさほど良くありません。ここから奥(茶臼山方面)へ進むと展望がきくようになります。

さてさてさて、まだまだわたし達には余力と時間があるかな、ということで今度は縞枯山を一旦おりて茶臼山を登ることにします。

縞枯山を下り茶臼山へ向かう一行の図(左画像)。背中に疲労感が漂っているのは、気のせいです。多分、気のせいです。
ただ意外と縞枯山/茶臼山分岐点から茶臼山山頂まで近かったらしく、ものの15分で登ってしまいました(13:15)。茶臼山山頂も木に覆われて視界が限られていますが、もう少し奥に進むと展望台があります。ここまで来た方は是非足を運んでみましょう。他の八ヶ岳連峰や富士見高原が見渡せますよ!

そんなこんなで帰路につき、ロープウェイ山頂駅に戻ってきました(14:40)。今回は非常にボリュームのある、満足度の高いトレッキングができました!

ストック活用!ぬかるみ編

寒暖の差が激しいこの季節では、朝晩に凍結していた地面が昼にぬかるむことがしばしば。登山で服や靴が汚れるのは当然のこととしても、できればなるべく汚したくない。。。という際にはこんなストックの使い方があります。

ストックをうまくついて支点を増やし、バランスを取りつつぬかるみを避けます。このとき、貴重な高山植物を傷つけないように注意しましょう!下山後は、ストック先端についた泥を洗い流しお手入れすることも大事です。

編集後記

冬に近づくと何故か更新率が上がるのがこのサントレ通信。雪が本格的に降る前にもう一度ぐらい登れるかな、と次のトレッキングを考えています!そんなわけで、今月中にまた登山記をお届けできるかと思います。お楽しみに!!